「*豊かな色彩経験を創る」
色彩の検定について
色彩の検定には、多くの方が関心をもちます。一方で、誤解も多く生じているように思います。色彩の検定には多種ありますが、まずこれら検定の目的を理解することが大切です。また、ご自身の学習目的を明快にすることも大切です。下の図は、色彩の学習目的(動機)を大まかに分類したものです。この図を参考にご自身の学習目的を考えてみてはいかがでしょうか。

検定の視点
多くの色彩の検定は、上の図の「産業利用」に分類されます。色彩を産業に利用する上で、必要な知識をまとめて、標準化する目的で各種の検定が行われています。
色の学習というと、個人の「センスアップ」としてとらえられることが多いのですが、検定では、色を産業の視点で考えています。この点が、誤解を生む大きな要因となっているように感じます。
色彩の知識と実技
もう一つの誤解の要因は、色彩の検定を通して「色を使えるようになる」というものです。検定で要求されるのは、色彩に関する「知識」です。色を上手に使うためには、知識だけでなく、実際に色彩を扱う経験が必要になります。自動車の免許教習で、知識と実技の両方があることと同じです。残念ながら、まだ「色彩の実技」を学習する場は多くありません。
色彩の産業利用とは
では、色彩の産業利用とは具体的にどのようなものでしょうか。例えば、一つの商品が皆さんのお手元に届くまでのプロセスを考えてみましょう。そこには、市場調査、商品企画、デザイン、生産管理、宣伝広告、売場設計、商品展示、販売などがあります。ここには、とても多くの専門家が関与しています。また、このすべてのプロセスで色彩が重要な働きをしていることが分かります。
基本的に色彩の検定は、色彩の知識を標準化して、産業に有効利用することを目的としています。 まず、この点を理解した上で、受検を検討されてはいかがでしょうか。

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